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2017年4月26日 (水)

花かんざし

ツアーのバスが16時15分終了で16時23分発の岳温泉行バスに乗ったのですが、同じ桜のツアーに参加していた市原から来た親子の方と新幹線に乗るまで何回もばったり会って、まるで知り合いのように挨拶したりして、楽しかったです。

親孝行な方で、もう高齢でツアーは無理だというお母さんのために個人旅行を企画したそうです。
椚平ホテルに泊まったらしいのですが、どんなだったか聞けばよかった。
岳温泉に到着すると桜坂は満開でした。
桜は椚平まで続いています。
私たちは花かんざしを目指して逆方向に上がって行きました。
手前の宿が御成り太鼓が聞こえてきそうな宿でした。
花かんざしは可愛らしく、悪く言うと雑貨屋風の暖簾ですけど、大正ロマンを感じさせる骨董品と黒い梁の民家を改造した宿で、到着すると抹茶と黒い玉羊羹で迎えてくれました。
中庭のコケにカタクリが咲いていました。
野の花365日に出てきそうなさりげない器に野草が活けてあるような宿です。
その宿の一番高い部屋に泊まったのです。
どんな金持ち、って感じですけど、実は貸切温泉ドットコムで半額クーポンが当たってしまい、
半額でも高いけど、思い出作りだから、奮発して、生涯最初で最後の贅沢なのではないかという部屋に泊まってしまいました。
しかし、2人部屋に3人で泊まるという…やることは貧乏人のまま。
娘は正規料金なのでやはり高いのです。
晩御飯は部屋ではなく、宴会場だと聞かされテンションが下がったのですが、
襖から覗いた娘が「え!」と引いたんですよ。
ンだよ、って覗いた私も引いたんですよ。
…ここ社長とか医者を接待する部屋じゃね?
「ここでいいのかな?違うんじゃない?」「でも3人前だよ」「おばあちゃん触っちゃダメ、これ違うよ」ってビビってしまい、
後から知ったのですが、大きな書は吉幾三作「ブナの森」
読めなかった…
懐石料理だけど、カラフルで綺麗でした。
山菜の茶わん蒸しは良かった。
特に桜模様の辰砂の器に鰆と塩漬けの桜葉のから揚げと桜色の桜の花入り餡は普通の宿では食べることが出来ない力作でした。
米と米麹だけで作られたスパークリングサケを頼みました。
最後に宿の方が母が今月誕生日だからとガーゼタオルをプレゼントしてくれました。
地酒地ビールとワイン、焼酎まで選べるのですが、酔っぱらった娘は露天風呂の酒を飲むことなく爆睡してました。
もったいない。
この宿は温泉に浸かりながら升酒を飲むことが出来るのだ。しかも無料。
会津の酒に比べて甘く、塩味のない美味しい酒でした。
更に素敵なのはお水が飲めるお部屋。
お水も江戸切子のグラスで飲めるのですよ。
階段状のタンスのあるお部屋で水と、麦茶と季節のお茶が選べるのです。
気が付いたのですが、なにやら達筆な書は吉幾三の「一人酒、二人酒」とかいう歌ではないですか?
よく見たら吉幾三って書いてある。
宿の人によると良く泊まりに来るとのことですが、何のことはない、オーナーですね。
吉幾三さんのリンゴジュースも美味しかったです。
それにしても凄い達筆です。
入口はカフェになっていて、誰でもカフェとして利用することが出来るようです。
夜、母が天井に桜の花が埋まっている、桜の木が揺れているけど襲ってこない、花のじゅうたんが見えると幻覚におびえてうるさかったです。
もう母を旅行に連れて行くのは難しいのだろうか?
とうとう幻覚まで見えるようになってしまった母です。
あのね、そういう桜の幻覚なんか見たくても見れないのよ、凄い幸せな幻覚じゃない、普通はそんな幸せな幻覚をみれないの、と言っても怖がってしまい、そのせいで私も寝不足、母も寝不足でした。

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